◆場所 静岡市葵区大岩1丁目1-25(ナビの設定は1丁目1-26)
◆TEL 054-246-2856 ◆OPEN 12:00-18:00 ◆定休日 火曜.水曜+その他お休みはブログにて ◆駐車場 店舗向かい駐車場3台(表8.17.18)
6/3-11 SARAXJIJI2017s/s 6/17-25 齊藤十郎の仕事展 6/29-7/3出張テクラ@コスモスコーヒー
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瀬戸本業窯へ行ってきました。
先日のお休みは愛知県瀬戸市にある瀬戸本業窯さんへ伺いました。
先月もお伺いしたのですが、今回は大窯の窯出しに立ち会わせていただける機会を頂き、朝早く静岡を出発し瀬戸へ向かいました。

瀬戸本業窯さんは現在7代目の水野半次郎さんと、8代目の水野雄介さん、他職人さんと、約200年前から続く窯元です。瀬戸は古くから窯業がさかんな地域であり、良質で豊富な粘土、窯の燃料となるアカマツ、釉薬作りに必要な長石が手に入る素晴らしい場所です。
1800年初頭、九州から磁器の技術が入り、食器やノベルティー、セラミックやタイルなど多種多様なものを作る産地になります。瀬戸では旧来の陶器を「本業」、新たな仕事を「新製」と呼び、区別していました。

その昔から続く「本業」の仕事をひたむきに創り続けられられているのが瀬戸本業窯になります。こんな簡単な説明では足りないのですが、詳しくは改めてご紹介させていただきます。

10時半頃到着し、早速窯を開く作業を拝見させていただきました。

6人の2ヶ月分の仕事が詰まった窯。大きなガス窯を開ける前、36時間焼かれ、その後冷ましてから今日を迎えています。


今回の具合を7代目、8代目が見られていました。

大きなリフトを使って棚を移動させます。

ぎっしりと詰まれ、焼きあがった器が出てきました。大小ありますが一度に1500点ほど焼くことが出来るそうです。


今回もとてもよく焼きあがっていたそうです。もう少し温度を上げると、釉薬が流れますが、リスクも高まるそうで、毎回真剣勝負なのが伝わってきました。

わたし達も、焼きあがった器を移動するお手伝いをさせていただきました。

一段一段下がると、また違う器がぎっしりと並んでいて、とても美しい光景でした。また、空気に触れると器から「ピキ、ピキッ」と可愛らしい音が聞こえてきます。これは器に貫入(かんにゅう)が入る音です。
(貫入とは釉薬と土の伸縮率の違いで起こるもので、釉薬のヒビです、使用上に問題はありません)

棚板支えている柱は「つく」と呼ばれるもの。棚板やつくは、製品に落下して割れることもあるので、職人さんたちにお願いしました。

黄瀬戸(きせと) 
黄色みのある器、静かで美しい色です。とても我が家でも重宝しています。

段が変わるたびに、あれもこれも良く、はっとする美しさに感動しました。
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午後は、この中からお店の展示用に選ばさせていただきました。沢山あり、また保育園の時間もあったので、この日で決めきれなかったのですが、窯から出たばかりの器を一番に見させていただいたこと、とても嬉しかったです。
その後、作業を見せていただきました。


この土も瀬戸の山から取れたもの。雄介さんの菊練が見事でした。

線掘りの作業も見させていただきました。一枚一枚、丁寧に8代目の雄介さんが絵を描かれています。

美しい牡丹の模様
外側の縁も花弁のようになっています。とても美しい器です。

また、瀬戸本業窯さんの器の「ふち」は丸みを帯びているのが特徴ですが、なかでもしっかりと二重になっているものがあります。

雄介さんから、以前、日本橋高島屋の民藝展でお話を伺ったときに「土を折り返しているんですよ」と教えていただき、イメージがつかなかったので実演していただきました。轆轤で背丈を高くし

外へ折り返し

もう一度

瞬く間に、丸いふちができます。器の縁が何かに当たったとき、力の分散が働き割れにくく、長く使っていただけます。これも手仕事の技術の塊でした。

こちらは内側に縁を折り込んでいます。

我が家でも大活躍の瀬戸本業窯のうつわ、3月には店頭に並ぶ予定です。今回ご縁を頂き、こうして東海地区で真面目に手仕事に向き合わせている瀬戸本業窯さんを当店でご紹介できることになりました。ぜひ、お楽しみにお待ちくださいませ。
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